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カーヴ・ド・ユニソン

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野村ユニソン株式会社 酒類販売事業部

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「52年前のワイン情報」

みなさまこんにちは!スタッフのA.Zakoujiです。

我が家の本棚にはタイムライフ社の世界の料理シリーズが全巻あります。

先日、そのシリーズの中に「ワインと酒」とあるのを見つけました。

読んでみたら、写真もインパクトがあるし、読み物としても面白い、が なんと言ってもその時代のワインに関する情報が興味深い。

シャンパンは軽薄、俗悪とされて特別高額課税の対象だった。(知らなかった。)

ドンペリニョン(僧侶)は、シャンパンの泡の事実を発見して泡が逃げ出さないように酸化防止用のオリーブオイルを染み込ませた麻クズで封をした。

(オリーブオイルの使い方になるほど!) 

盲目であるが故に素晴らしいブレンダーであった。(視覚からの情報が無い分味覚は鋭くなる?ブラックグラスのティスティングで鍛えてみようかな?)

第2次発酵の圧力が凄まじく、添加する糖分の確な量がわかるまで爆発事故が珍しくなく、シャンパンの酒蔵で働くのは命懸けだった。 (添加する糖分は温暖化によりかなり変化しているけど、当時は酸がしっかりあったんですね。)

ワインに関しては ボルドー格付けワインは数千円(安かった)普通のワインは数十円!(お水より安いと言われる所以を実感します。) そして格付けシャトーは62あれ? (今より一つ多い?)

シャブリに関してはこの時代、ドライなワインの代表として、スパニッシュシャブリ、チリシャブリ、オーストラリアシャブリ、カリフォルニアシャブリと言われていた。(カリフォルニアシャブリの話しか知らなかった!)

この作者は、世界の人口が爆発的に増加するから50年もすれば1流ワインは一部の特権階級の人しか飲めない貴重品になると言っています。 (たしかに、たまに飲めたら特権階級?)

作者の方は、若い頃は(この方の若い頃は多分1930年くらい)ボルドー3級、4級は普段飲みで、特別な日だけはシャトーマルゴーやシャンベルタンを楽しむと書かれています。 (羨ましい。)

何ともびっくりな話ばかりですが、 温暖化の話はもちろん、色々な生産地に関してはあまり期待しておらず、ましてや自然派のワインが50年後に世界を席巻しているなんて想像もしていなかっただろうと思うと、これから50年後はまた想像もしていないワイン界の変革が起きているような気がします。次に何がブレイクするのか!

カリフォルニアワインには、まだオーパースワンは出てこない。モンダビはあったから、まだロスチャイルドと出会ってない。オーパスワンは1978年創業。歴史ですね。

ソビエト連邦には、(まだこの時代はソビエト連邦だったんですね)グルジアも含まれている。スロベニアはまだユーゴスラビア、 日本ワインに関しては情報なし。

いやいや、時代を感じる事ばかりですが、ワインが繋げる人の輪に関しては普遍的。 

素敵な事です。

そして、最後のボルドーワインの銘柄一覧。

5大シャトーではなくまだ4大シャトー、 ムートンロートシルトはまだ2級。

この本が書かれた1973年に1級に昇格しています。 そしてメドック格付けは61シャトーなのでこれから間違い探し。 4級のサンピエールが2つありました。

当時は、シャトー元詰とラベルに明記するのが、ステイタスでした。 ワインの勉強にもなりましたし、こんなトリビアをお客様にお話して、ワインに興味を持っていただけたら幸せだと思っています。 インパクトのある写真を載せます。 ワインの樽ってこうやって焼くんですね。

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