冬の風物詩「スロージン」

2025年12月26日

こんにちは！スタッフのNaraです。
気がつけば、もう年末に差しかかり、年を重ねるたびに時間の流れの速さを実感しています。
今年は、「こたつを出さない」という、僕にとっては大きな決断をしました。
ご存じの通り、こたつは入ったら抜け出すことのできない、長野生活のオアシスなのです。
日に日に寒さが増してきますので、いつまで耐えられるのかわかりませんが、どうぞ皆様も、風邪などの体調不良にお気をつけて、素敵な年末年始をお過ごしください。

さて、今回は年末におすすめなお酒のご案内です！
日本ではそこまでなじみがありませんが、冬の風物詩でもある「スロージン」！！！
イギリスでは、9月ごろにスローベリーを収穫して、その後、ジンに漬け込み、砂糖や蜂蜜を追加してクリスマスまで寝かせて飲む風習があります。家庭ごとにレジピがあるみたいですが、元をたどると家庭薬や滋養酒としての起原があると言われており、Gin Craze (狂気のジン時代)のころに、粗悪なジンが出回った際にはその味わいを隠すため、砂糖や蜂蜜、そして、スローベリーを漬け込んだジンが流行したそうです。
日本では、カクテルに使われることが多いのですが、「クラフト」という言葉が市場に飛び交うようになり、クラフトリキュールやクラフトジンとして、市場で見かけることが増えてきました。

そのスロージンの中でも当社が輸入している「ブロークン・ボーンズ」から、日本初輸入のスロージンをご紹介させていただきます。

☆Broken Bones Sloe Gin / ブロークン・ボーンズスロージン
生産地：スロベニア
ボタニカル：ジュニパー、レモンピール（フレッシュ＆ドライ）、カルダモン（グリーン＆ブラック）、コリアンダー、リコリス、アンジェリカ、アイリス、リンデンフラワー、ローズヒップ、スローベリー
度数：33%

ブロークン・ボーンズのスロージンは、一般的な造り方とは異なり、彼らのこだわりが詰まっています。
スローベリーを樽いっぱいに詰め、その隙間に入るだけの量のロンドン・ドライ・ジンを注ぎ、数か月間じっくりと浸漬し、果実のエキスを最大限に引き出します。その後、甘みを加えますが、彼らは、甘すぎるスピリッツがあまり好みではないため、加える砂糖は最小限に抑えます。そのため、甘さよりも酸味が際立ち、アルコール度数を33%と高くすることで、フルーティーでありながら芳醇な香味を備えた、引き締まった味わいのスロージンに仕上がっています。

杏仁やアーモンドを思わせるビターで上品な香りに、プラムやカシスの甘酸っぱいニュアンスが重なり、ジュニパーベリーやローズヒップの華やかで爽やかな香りが鼻に抜けます。
味わいは、甘酸っぱさと熟した果実が広がり、酸味とともにほろ苦さが余韻まで長く伸びます。果実のコクと心地よいビター感が、自然と食欲をそそる味わい。
トニックウォーターで割り、レモンピールを添えるだけでもすっきりと楽しめ、さらに、さまざまなカクテルにもアレンジしてお楽しみいただけます。