「ブラインドは楽しい」

ワインスクールの勉強会に行くと、ティスティンググラスにワインが注がれた瞬間、教室の空気がピンと張りつめられて、緊張感に包まれます。ブラインドがテーマでなくても教室がシーンとします。
みんな真剣にワインと向き合ってブラインドティスティングを始めます。講師の先生は「ブラインドじゃないんですけどね」と笑いながらおっしゃいます。
ワインの勉強をすると試験のためのブラインドもあり、どうもその癖が抜けきれないせいもありますが、世界中の沢山のワイン、気候変動なども激しい今の世界、自分が頭で学んだ知識の検証をしてみたら意外なことが沢山ありすぎてそこからブラインドの沼にはまり込む。どうも私の周りにはそういう人が多いようです。
そして赤白ロゼオレンジ、甘口辛口、国、品種、アルコール度数
何年に作られた?どんな場所で育った?どんな土壌?どうしてこういう味になる?
多分ワインを頭の中で分析する知識不足、ワインは感覚だけではどうにもならない理論があると思っています。当たらない事に一喜一憂しますが、意外過ぎる事実も目の当たりにすることが多くて驚きがたくさんあります。そして一人ではなくみんなで知識を出しながら一人ずつ根拠を話してそれも自分の知識にしていく、こんなに楽しいことって大人になってからもめったに出会うこともなく、ワインのお勉強はただ美味しく飲むだけではないなぁと思う日々です。みんなの意見が一致して、あるワインだと思っても全員外しちゃて、かろうじて品種は当たっても作っている場所やビンテージが全然違ったり、品種だって思いもよらない品種が出てきちゃったりして面白い発見が沢山ありすぎて新しい世界を知ることがあります。
ワインの勉強を始めたときは、こんなに面白い推理ゲームになるなんて思ってもみなかった。
それは自然と闘いながら日々ワインを作っている人に対する人に対するリスペクトでもあると思っています。
そんな日々を送っていますので、最近は店頭で出会うお客様にもブラインド目線のワインのご説明が多いかもしれません。その代わり沢山のワインに出会っていますので、お客様にはできるだけ沢山のワインのご紹介や情報の提供をさせていただきたいと思っています。
Akemi.Z
